top of page

Project 02

FINITE RESOURCES

Our Efforts

IMG-2496L2.jpg
1300年以上の歴史ある美濃焼。美濃地区の産地産業である窯業は、時代の変化と共に姿を変えて来ました。長い歴史の中で美濃焼が発展し続けたのには、そこにあった良質な水と粘土、燃料に恵まれたことにあります。 陶磁器に使われる可塑性の粘土は大地が育んできた恵です。2億年前に美濃帯ができ、数千万年、数百万年の単位で地形の変化と共に花崗岩からソーケー、粘土へと変質し東海湖に蓄積され、200万年かけて熟成した土を原料としています。

この自然資源は有限である為、使用可能な粘土の減少が今問題とされています。粘土は鉱山から採掘されます。90年代初めに40以上あった鉱山は今では、8までに減り、他は閉山となりました。また土の価格が上がらなかった為に、多くの人々がこの仕事から離れていきました。

​私たちは、この減少の一途をたどる自然の原料はもちろんのこと、この産地に関わる窯業全体を後世へつないで行く為に、改めて日常使われる陶磁器の本来の価値を多くの人に伝え、私たち一人ひとりができることからお手伝いしていきたいと考えています。

B with C

Hand to Hands  ( H2Hs )

20211230022239L.public.png
人から人々の手へ from MINO
美濃の産地から始める陶磁器リサイクル


家にある割れた、いらなくなった、不要な陶磁器を回収します。

回収トラックが産地内の各スーパーなど、この活動に賛同してくれる事業者と組んで回っていきます。回収トラックを見つけたら、買い物ついでに家にある不要な陶磁器を持ってきてください。

もしも、そこに欲しい陶磁器があったら、持って帰って構いません。捨てられてしまうより、大切に使ってもらうが大前提だからです。


 

In your hands     大事に使いましょう。

Next hands          使わないお皿、次の人に託しましょう。

Next form             割れてたら、次の原料の一部へ。

Next Value        他の使い方、リメイクで新しい価値を。

ここに集まった陶磁器は、私たちが責任を持って新しい形にします。

・粉砕し、原料粘土の一部へ戻します。

・リメイクし、新しい価値を付加します。

​<開催実績>

2022年10月 たじみ陶器まつり内バローブースにて

地元企業のバローフォールディングスさんのご協力を得て、陶器祭り会場内にて回収ブースを設置いたしました。初回にも関わらず多くの方にご持参ご協力いただき、心より感謝申し上げます。

2023年3月11日-12日 セラミックバレークラフトキャンプvol.2

​会場 土岐市総合公園特設会場内にて

​バローフォールディングスさんとGL21さんのご協力を得て、回収ブース設置いたしました。皆様のご協力、心より感謝申し上げます。

<次回設置予定>

​■2023年4月15-16日 たじみ陶器まつり

​メイン会場 多治見本町オリベストリート

B to B with C

MA-RU

MA-RU-PRTIMES_edited.png
MA-RU(マール)という仕組み
今までの流通になかった、不要陶磁器の下取り、リサイクルシステムを構築します。
気付かぬ内に増えてってしまう器。欠けたり、奥にしまったままだったり。使わずに眠っている陶磁器の器を、産地の枠を超えて循環させる流通の仕組みです。減少の一途をたどる原料粘土の問題に、この循環流通の側面から向き合います。



<循環の流れ>
・オンラインまたは、店頭で美濃焼のうつわを購入
・産地からご自宅へ直送
・配送で届いた箱に不要となった器を入れて、産地に戻す


産地で受け取った器は、3つに仕分けされます。


① Re-cycle(リサイクル)
割れていたり、器として使用が難しい状態のものは粉砕して再度、原料粘土に混ぜて新しい器へ生まれ変わります。陶磁器の粘土は一度火を入れたら、原料にもどることはありません。その為、リサイクルするには、うつわを粉砕し、粘土に混ぜてリサイクルとしています。

​②
Re-use(リユース)
そのまま使えるものは、メンテナンス後に次の使い手を探し、バトンタッチします。


③ Re-make(リメイク)
リメイクや新しいデザインを施し、新しい価値へと生まれ変わります。



*現在、一緒に取り組んでいただける企業を募集しております。ご興味のある方は、コンタクトよりご連絡ください。



 
ma-ru_systemL_edited.png
bottom of page